第5回21世紀リハビリテーション研究会
第5回バイオフィリア・リハビリテーション学会・研究会

開催にあたって



21世紀リハビリテーション研究会会長
(バイオフィリア リハビリテーション学会会長)
木島英夫(木島整形外科医院)

 本日、これまでの21世紀リハビリテーション研究会は会員各位の総意により、バイオフィリア リハビリテーション学会になります。さらに研究会は、財団法人日本産業技術振興協会と産業技術連携推進会議福祉技術部会との共同開催になりました。

 思えば、志をたて、親である滝沢恭子氏の実施しているリハビリの方法をシステム化し、着実に世に出す努力を続けていた滝沢茂男氏から、「泣き言」といってもよい「僕がドクターならはやいのに」と聞き、私が協力を申し出てから、四年目になっています。

 氏にとって、理学療法士の参加による組織としてかなりの実績をあげていたとはいえ、論文発表をする医師がいない事実は、個人の経験が個人の経験のままでしかありえないことを暗黙のうちに認識していたのでしょう。

 元日本臨床整形外科医会理事長の金井司郎先生と相談し、論文採用に向けて、氏を全国の臨床整形外科医会々員に紹介し、説明に当たってもらい、その後論文をまとめて、発表したことは記憶に新しいことです。振り返ると多くの藤沢市内臨床整形外科医会々員の協力も得て発表したこの論文が、学会へ進歩する基礎になったと喜んでいます。

 今回学会に組織変更するに当たり、日本医科大学医療管理学教室の木村哲彦教授が後を引き受けて下さることとなりました。

 藤沢では、氏の提唱する、高齢障害者の自立こそが、団塊世代の高齢化に伴う社会崩壊を防ぐとの認識は、関係医師の間で共通の認識になりました。その中には学会への組織変更にあたり、「思いたつ者はいても実現できるものはほとんどいない」として、監事を快諾する医師もおり、またES細胞を利用した神経伝達機構の再生を研究する部会を提案する内科医もおります。

 就任時に挨拶した通り、「寝たきりをなくすという滝沢氏の努力がどのような結果をえられるか見守る」という姿勢を持ち続けて、この会の発展を見守ってまいります。
今後も「介護・依存から自立へ・2025 年で16%弱と想定される要介護老人の発生を10%以下にする。」を実現するため、会員諸兄の一層の研究努力を期待致します。