大会会長 松岡幸次郎挨拶  淑徳大学教授

第16回 バイオフィリアリハビリテーション学会開催にあたって

 今大会は、リハビリテーション医学の21世紀型学問への発展の為に、我々の進める研究に加え、経営学視点から衆知を集めるため開催します。

 リハビリテーション医学は施設基準・配置基準による診療報酬システムを多年用いてきました。これは医学に求められる治癒を基準にしない考え方で、違和感を覚える医師も少なくなかったことは事実です。今般、これらの基準に加え、「回復度基準を用いる」との中央医療審議会の動きもあります。リハ医学に大きな転換・転機が訪れようとしていると多くの医療関係者が感じていると思われます。

 我々は多年、創動運動(器具を用い健側主導による両側同方向運動による患側受動(他動)運動)による、自律リハ手法を導入した施設の追跡研究を行ってきました。その結果、3割を超える寝たきり状態の患者(利用者)が歩行を再獲得するという成果を明らかにしてきました。この手法を在宅に取り入れることは非常に重要であると考えております。

 本大会では、経営学からリハビリテーション医学の発展を可能にしたい、また、脳機能のリハビリテーション医学への反映を明らかにしたいと考えております。

 さらに、研修を通じ、自律リハ施行を責任をもって実施できる主体の育成を開始します。
(対象:理学療法士・作業療法士・言語聴覚士・医師・看護師・マッサージ師・介護関係者)