第18回大会 東京都港区  
 2014年8月23日 バイオフィリア リハビリテーション学会




















ご挨拶

   

大会会長

順天堂大学大学院

加齢制御医学講座

教授 白澤 卓二


 

第18回大会に向けて

 今回、第18回のバイオフィリアリハビリテーション学会を東京で開催することになりました。
 私は3度目の大会長を務めることになります。当初名古屋で開催予定でしたが変更になり、理事長として引き受けた次第です。
 振り返れば、第8回大会で「介護・リハビリ領域における科学的エビデンスとは何か」とその後の本学会の進路を決める課題で開催し、第9回学会の福井圀彦大会長の「神経・筋促通法の回顧と新たなる挑戦」というリハ医学改革にむけた反省と挑戦の大会につながりました。
 第13回大会では「加齢制御医学とリハビリテーション医学の融合とその進歩」を課題に、私の研究を中心として、その対比の中で自律的運動リハの重要性を検討し、翌年の第4回国際大会における「リハビリテーション医学の改革」という直接的な表現の研究大会開催につながりました。

 社会構造が急速に少子高齢化するなかで、高齢者の健康増進政策、介護保険政策の重要性が指摘されています。介護保険では介護予防が導入され久しいですが、大きな効果を上げることはありませんでした。そうした反省から、厚生労働省は、地域支援事業の「包括的支援事業」に「在宅医療・介護の連携推進に係る事業」を追加する介護保険法の改正法案を上程します。
これまでの要介護度の悪化は全国的に著しい状況でした。「重度介護者への手厚い資金配分システム」の問い直しが、「在宅医療・介護の連携推進に係る事業」で、はじめて行われるのです。

 本大会は、「リハビリテーション医学の新たな展開」と題しました。
 これまでの大会開催時と同様に主催する大会が、大きな意味を持つよう祈念して題しました。要介護度の悪化を防ぎ、超高齢社会を持続可能にするためには、リハビリテーション医学を改革し、そのコンセプトを「障害の受容」から治癒には至らないまでも「障害の克服」への改革する必要があります。
 本大会がその基礎になることを期待して、18回の歴史の中で初めて、日本医師会から講師を派遣して頂きます。また、今後の研究課題であるITとリハビリテーション医学の連携に関連して、すばらしい研究施設を持つ(国立)岩手大学から講師を派遣して頂きます。
 
 私はこの学会の創立メンバーですが、いよいよ私たちの研究活動が社会に必要とされ、多くの人々の幸福の実現に寄与できる日が近づいていると感じています。
 まだ少数の研究者による学会です。克服しなければならない課題も多く、これからも継続的な研究活動が必要です。本大会への多くの方々の参加をお待ちしています。
終わりに理事長として、この学会への多くの学際的な研究者のご参加を期待し、歓迎します。