第21回大会
2017年8月26日

横浜市

国際学会理事長挨拶 

     

滝沢茂男
国際バイオフィリアリハビリテーション学会理事長
文部科学省指定研究機関バイオフィリア研究所教授


第21回バイオフィリアリハビリテーション学会大会の開催に当たり、国際学会理事長として、国際学会から心からのお祝いを申し上げます。
本大会では多年創動運動とタキザワ式を取り入れたリハビリテーションサービスを実践されている和田先生の講演があると聞きます。多くの人の今後のリハ実施に役立つものと期待しています。

さて、国際学会も14回を迎えます。
2017年学会はポーランドウストロンで開催され、ワークショップ「バイオフィリア ウストロン」が併設されます。
またその他にワークショップ「バイオフィリア リガ」が開催されます。
このリガ開催については、理事長として強い思いで準備を進めています。

それは、人類の普遍の価値の創造に関連しています。
自由・平等・友愛(博愛)は18世紀のフランス革命から生まれました。
この概念は、ナポレオンの勝利と共に広がったのです。南はリスボン、北はリガに至りました。そしてリスボンとリガでの敗北が端緒になりナポレオン帝政は倒されました。
しかし倒されたことにより、自由・平等・友愛の概念は世界の規範となったと、私は考えています。
このことに感銘を受けていたことから、2014年スペイン大会開催時にリスボンを訪ね、2017年有名なハンザ同盟の都市で、バルト海の真珠と呼ばれるラトビアのリガでワークショップを開催することになりました。

今日世界は人口転換の時代を迎え、自由・平等・友愛の概念だけでは人類の幸せを確立することが出来ない時代になっています。
我々の学会はリハビリ医学の「障害の受容」と「インペアメント」を死語にするべく研究事業を続けています。学会は年々充実し、昨年はWHOの参加があり、今年は4回の会合を開催できます。

こうした我々の活動が、起爆薬となり、「高齢者の増加が負の要因とならない社会・時代を確立する」こと、すなわち国際学会の英文トップページに示しているように「希望の革命」が出来ると確信しています。
しかしそのためには、リハ医学の改革が必要であり、「障害の受容」や「インペアメント」を死語にし、「障害の克服」を可能にしなければなりません。
この改革にはリハ医療において、介入手法を多様化し、一面では医療から社会技術へ転換できる部分を転換することも含まれています。
本年の日本学会の和田里佳先生のご講演は、こうした我々の進める手法実践を通じた経験の開示であり、多くの人に役立つものです。

実り多い大会であることを祈念しています。