第26回大会
2022年9月26日

慶應義塾大学
理工学部

第26回大会に向けて

 



慶應義塾大学 理工学部 物理情報工学科
教授 田中敏幸


ご挨拶


2022年9月に開催される第26回大会はバイオフィリアリハビリテーション学会の理事長の田中敏幸を大会長として、対面とオンラインのハイブリッドで開催することとなりました。
私の研究分野は医用画像解析・画像計測です。医療現場における診断支援システムとして、fMRI、 fNIRS、X線 CTなど最先端の技術を利用した装置が開発されており、それにより診断の精度は格段に上がっています。しかし、高齢化社会となった近年では、医師一人あたりの負担は減っていないように思います。
医師の負担軽減のためには、画像解析を中心とした新しい支援システムが必要不可欠と考えています。
リハビリの分野ではすでに、一人の患者に対して理学療法士が1対1で対応する現在のシステムに限界が生じており、バイオフィリアリハビリテーション学会では、一人の理学療法士が複数の患者に対応する新しいリハビリシステムの提案と、その効果について研究報告を行ってきました。これらの活動はすでに世界でも認められ、13th ISPRM(International Society of Physical and Rehabilitation Medicine World Congress)においては招待講演が行われました。
今後さらに大きなイノベーションを起こすためには、学会の活動も含めて見直していく必要があり、いまがその時期であると考えます。
バイオフィリアリハビリテーション学会は、これまで滝沢メソッドを中心としたプロジェクト提案型の学会でしたが、これからの高齢化社会を支えていくための中心学会となるために、学会として取り扱うテーマや活動方法、活動拠点などについても検討を進めてまいります。
高齢者に対するリハビリだけでなく、未病対応、食と農業なども学会のターゲットとなると考えています。高齢者に対してどのようなサービスが必要かを検討することはもちろん重要ですが、サービスをする側も高齢化する社会では、さらに深い検討が必要になると思われます。
本大会では、これまでのバイオフィリアリハビリテーション学会の取り組みと、今後どのような活動によってイノベーションを起こそうとしているかを発表いたします。コロナ禍での大会ではありますが、研究発表と交流を通じて、第26回大会がリハビリの分野での新たな展開を起こす機会になれば幸いです。