第27回大会
2023年7月8-9日
慶應義塾大学
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ご挨拶
和田里佳
バイオフィリアリハビリテーション学会
常務理事 理学療法士
先ずはこの学会で常務理事となっている私の理学療法士としての経歴およびタキザワプログラムとの出会いについて語ります。
国立療養所箱根病院付属のリハビリテーション学院理学療法学科で学び、その際1年生の1週間の施設見学実習で藤沢市民病院にいき滝沢恭子先生と出会いました
1984年から虎の門病院分院(慢性期医療センター)5年間勤務、回復しないと見捨てられた患者さんでも時間をかけてアプローチすると回復する事例を見、体験しました。またフォローアップ外来として退院後をみる機会を得て慢性期脳卒中の維持管理の必要性を痛感しました。その間たまたま神戸の学会で滝沢恭子先生と再会し、藤沢市での機能訓練会を見学にいき、そこで使っていた下肢運動器(パタパタ)に出会い初めて購入しました。
その後結婚して神戸に転居、育休を経て老人保健施設、長期療養型病床の病院の非常勤を経験し、そこで病院で扱っていた最重症の患者さんクラスの人を複数訓練しなければいけない状況に絶句しました。
生活の場でもある施設ではおむつ替えや入浴などの介護が優先されるため、病院のように理学療法士が訓練しやすいよう、時間割に合わせて患者さんが連れてきてもらえることはほとんどなく、おむつ替えが終わると一斉に重症者が複数やってくる状況に自分に何ができるのか自問自答の日々でした。後に滝沢恭子先生の老健での仕事ぶりを見てこの方法ならと思いましたが凡人にはやや荷が重い感はいまもあります。その後訪問看護ステーションで訪問リハを始めました。
施設にはない自分の城で生活する人に人間の尊厳を感じましたが、自宅にいるだけでは刺激や運動が少なく、やはり廃用が進んでいく状況でした。その自問自答で運動器具も十分にない現場であの下肢運動器(パタパタ)のことを思いだして、再び譲ってもらい利用しようと考え購入しました。
その時息子の現在国際学会の滝沢茂男理事長にこの器具や運動方法を研究する学会を作ったと紹介され、参加し始めました。
訪問リハを行っているとこの人たちが行って運動できる場所が必要と思い、通所リハをやりたいと考えていた時にそれを始めようと人を探していた整形外科に出会いました。外来をしながら訪問リハを続けながら、2003年に念願だったデイケアを開所する機会を得て20年間実践するなかで様々な研究に参加してまいりました。
21回大会では大会長を務めさせていただき、これまで参加し経験した成果や通所リハで行っているプログラムやり方等タキザワプログラムの解説も含め発表させていただく機会を得て光栄でした。
これまでの研究では下肢運動器での運動解析でパタもコロも歩行自立度に関連性が証明され,脳の働きにも作用することが証明されたことがやはりそうだったんだと納得でき参加してきた意義を感じました。
今年は、コロナ後の、また基礎研究終了後の学会活動再出発の学会であると聞いています。国際学会で大会長を務められる牛沢先生は統計学を駆使して膨大な研究データから秩序や真実を見出すサポートをしていただいていて大変感謝しております。
いまだかつて経験したことのない高齢社会に突入する中、低予算で高齢者の生活自立度を守っていくための方法を見つける大会が開かれることお祝い申し上げます。
これまでの研究や器具を利用した簡単なプログラムが普及し後期高齢者になってもできるだけ自立した生活が送れるよう普及できることを願いつつ微力を尽くしたいと思っています。